プラットフォームデジタル化指標とは ~DX推進におけるITシステムの「精密検査」~
DX推進の取り組みにおいて、現在利用しているITシステムをベースに追加・変更・廃棄などを実施しながら、段階的にDXに対応できるITシステムを目指していくことが一般的です。そのためにはまず、現状のITシステムの問題点や問題箇所を明らかにして対策していく必要があります。
そこで、DX対応に求められる要件を満たしているかを評価するために作られたのが、「プラットフォームデジタル化指標(以下PFデジタル化指標)」です。
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PFデジタル化指標が目指していること
DX推進指標などによりITシステムに何らかの問題があると判断したとき、PFデジタル化指標を活用することで、次の3つを目指します。
- ITシステムについての詳細な評価により、問題点を見える化する
- 対策が必要な箇所を特定し、優先順位決定のための情報を明確にする
- 優先順位に従ったロードマップの策定と対策の実行を促進する
PFデジタル化指標でわかること
- 最新データをいつでも利用できるITシステムになっているか
- 環境の変化に素早く対応できるか
- ITシステムの事業上の重要性、顧客影響度などを十分に把握しているか
- ITシステムに関する費用・人員数・内製化率などは適切か
- 全社としてのデータ分析やAI活用の仕組みは適切か
- 事業上の重要性などに従い適切なITシステムに投資しているか
- ITを所有する代わりに外部ITサービスを利用して環境の変化に素早く対応しているか
など
PFデジタル化指標を活用してほしい方
- DXを推進している企業の情報システム部門の方
- コンサルティングファーム・ITベンダーの方
PFデジタル化指標の構成と主な評価項目
PFデジタル化指標は下図のような構成と評価項目になっており、“ITシステム全体”と“機能システム”の2つの観点から評価を行います。機能システムとは、各業務・部門レベルでのITシステムのことです。
評価イメージ
ツール(評価表)を活用することで、評価結果を簡単に集計・分析できます。評価結果から、DX対応に求められるデータや技術活用度の低さが明らかになった場合は、データ活用対策を優先的に実施するなどの対策を行うことで、企業におけるDXのさらなる推進が期待できます。ツールを使った評価イメージは下図のとおりです。
PFデジタル化指標についてさらに詳しく知りたい方は、「プラットフォームデジタル化指標」に掲載されている資料を確認しましょう。本指標を簡単に把握したい方向けのリーフレットや、評価できることのポイントを短時間で知りたい方向けの動画などを公開しています。
なお、企業のDXを目指す方向に導きたいという思いを込めて、みちひらきの神「サルタヒコ」を、イメージキャラクターにしています。
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